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「Unbreakable」考 --- ”音”編 [雑感]

「Unbreakable」考、メッセージ編につづき、今回は「音」について。

MJ_recording.jpg


前回の「メッセージ編」で書いたとおり、この曲で表現されているのは、ただの「強さ」ではないと思うのですけれど、やっぱり、サウンド面での革新性においては「最強」であり、「無敵」だ、というメッセージとともに、マイケルはこの曲を送り出したと思うのです。(老人が自らを"I am a strange old man."と自負していたように。)

しかし、この曲の音に関して、「すごい!」という賞賛はあれど、○○風~とか、誰それのような~といった、「うんちく」が語られているのはほとんど見ません。それは、シングルカットされなかったことによる情報の少なさと注目度の低さのためだけでなく、このような新機軸の音を既存の言葉で語るのが困難なのだと思います。



評論家の真似ごとをして、「Unbreakable」の音を言葉で表すならば、、

構成する音をすべて聴き取るのが困難なほどの複雑で個性的なサウンドの、
ひとつひとつが独立したリズムを刻んでいるにも関わらず、
曲全体が一体となって聴く者を揺さぶるグルーヴを作り出している。


ホーンがなくとも、
うねるベースがなくとも、
ワウギターがなくても、
このリズムの跳ねっぷりを聴けば、「ファンク」と呼ばずにはいられない。 
よおく聴くと、「跳ねていない音がひとつも無い」。

さらには、これだけの音を詰め込みながら、決して散漫にはならず、
自然と耳がメロディを追い、口ずさめる親しみやすさを持っている。

それでは、一体、誰がメインになりどういう意図でこういう音作りをしたのか、というと、

「時の人・ロドニー・ジャーキンスがデジタルを駆使して色々やっているのだろう…」

というイメージがありはしないでしょうか。

私を含め、作曲などしない多くの人にとってはなおさら、
「音作り」はブラックボックス的な存在であり、それ以上は計り知れないのが、実際のところ。

…とはいえ。本当に、「ロドニーが色々やっている…ロドニーのおかげ…」で片付けてしまって良いのだろうか。

いやそうではない、と言いたいのは見え見えだと思いますが ---- そのへんを証明すべく、色々と掘り出してみました。

この曲は6名が作曲者としてクレジットされているものの、
演奏面でのクレジットはとてもシンプルです。

プロデュース: Michael Jackson、Rodney Jerkins
リードボーカル: Michael Jackson
バックボーカル: Michael Jackson
ラップ: The Notorious B.I.G.
バックボーカル(Additional backvocal): Brandy
全ての楽器(All Musical Instruments Performed): Michael Jackson、Rodney Jerkins

ゲストのNotorious B.I.G.とBrandyを除き、
全ての音をマイケルとロドニーの二人だけで出している、ことが分かります。
ボーカルは分かるとして、"All Musical Instruments"とは。。
ロドニーのインタビューを参考に見てみます。


★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★

Rodney_Studio.jpg

Q: Do you prefer digital to analog?
RODNEY: I like digital because it's a lot cleaner, but I love the warmth of analog. There's nothing like Neve EQs and analog mixes on vocals and tracks. It makes everything warm and Pro Tools is not able to capture the true essence of analog yet. Sometimes I use both. We record everything in Pro Tools. The last time I used analog was on Michael Jackson in 2000 [Invincible]. He was a little scared of Pro Tools. We tried to get him to use it, but he didn't want to go that route yet and I understand: He came from the school of analog.
Source: http://mixonline.com/mag/audio_rodney_jerkins/ (2004)

Q: あなたはデジタルとアナログのどちらが好みですか?
ロドニー: 僕はデジタルが好きだよ。クリーンな音が出るからね。でもアナログの温かみもすごくいい。アナログでミックスするボーカルやトラックに似たものは作れないんだ。アナログの持つ温かみは、プロツールスではまだ再現できない。すべてをプロツールスでレコーディングするか、アナログも併用するか、どちらかだね。 最後にアナログでレコーディングしたのは、2000年のマイケル・ジャクソンのときだよ。彼はちょっとプロツールスを怖がっていたんだ。僕らは、なんとかして、彼にプロツールスを使わせようとしたんだけど、彼はそれでも使おうとしなかった。僕は納得することにした --- 彼は、アナログで育ってきた人なのだからね。

Q: What was Jackson like in the studio? Timid?
RODNEY: No! He was super vocal. He was so hands on. I'm talking about from the high hat to everything. The sound quality was so important to him. He looked at everything under a microscope, like, "The middle frequency is too much"--he was very technical. He use to always say, "Melody is king" so he really focused in on melody.
Q: Let's be honest: are you proud of the outcome of Invincible?
RODNEY: There's stuff we didn't put on the album that I wish was on the album. My first batch [of beats] is what I really wanted him to do. I was trying to really go vintage, old school Mike. And that's what a lot of my first stuff was, that I was presenting to him. He kept "Rock My World." But he wanted to go more futuristic. So I would find myself at like junkyards, and we'd be out hitting stuff, to create our sound.
Source: http://www.vibe.com/mt/2009/09/rodney-jerkins-talks-mjs-last-studio-album-invincible/ (2009)

Q: スタジオでのマイケル・ジャクソンはどんな感じでしたか?内気でおとなしい?
ロドニー: とんでもない!彼はすっごく主張する人だよ。しかも、口を出すだけじゃなく、自分で演奏できるんだ。僕が言ってるのは、ハイハットから何から、すべてのもののことだ。サウンドのクオリティは彼にとってすごく重要なんだ。くまなく細部にわたってチェックして、こんな風に言うんだ「中音部が強すぎる」-- とても技術的だった。彼はいつも言っていたものだった「メロディが全て」と。彼はいつもメロディに照準を合わせていたんだ。

Q: 正直に言って、インヴィンシブルの結果には満足していますか?
ロドニー: 僕としてはアルバムに入れたかったのに、入っていない曲があるんだ。僕は、最初に、僕が彼に本当にやってほしかった曲を、持って行った。ビンテージの、昔風の、マイケルを見せたかったんだ。彼はその中から、「Rock My World(現在のYou Rock My World)」だけは残した。でも、彼は、もっと革新的なものを求めていたんだ。だから僕は、がらくた置き場みたいなところに行って、色んな物をたたくことになったんだ。僕たちだけの音を作るためにね。

次に、マイケル本人のコメントを。
Michael: Ummm, yes. Yes. I remember having the guys go back in and create more innovative... 'Cause we don't... um, this is our thing, we don't, uh, a lot of sounds on the album that aren't sounds from keyboards, uh, that are, you know, pretty much programmed into the machines. We go out and make our own sounds. We hit on things, we beat on things, so nobody can duplicate what we do. We make them with our own hands, we find things and we create things. And uh, that's the most important thing to me, to be a pioneer. To be an innovator.
(中略)
Anthony: And what were your impressions of him (Rodney), like as just somebody... What did he bring; what did you feel that his contribution was?
Michael: His contribution was he loves to create in the same kind of way that I like to create. But I pushed Rodney. And pushed and pushed and pushed and pushed him to create... uh, to innovate more. To pioneer more.
Source: http://www.youtube.com/watch?v=zQ2Jy4ow5K4

(Invincibleの曲のレコーディングプロセスについて質問されて)
マイケル: うーん、そうですね。みんなに、もう一度やり直して、もっと革新的なものを作るように言ったのを覚えています。なぜなら、僕らのやり方なのですが、アルバムの音の多くは、キーボードの音でもなければ、機械でプログラムされた音でもないんです。僕らは、出かけて行って、自分たちの音を作るんです。色んな物をたたいてみたり、打ってみたりして。だから、僕らの音を再現することは誰にもできないんです。僕らは、自分たちの手で、探し出した物を使って音を出すんです。それが、僕にとって一番大切なことなのです。革新者であることが。
(ロドニーとの仕事について質問されて)
マイケル: 彼は僕と同じように、サウンドをクリエイトするのが好きなんです。でも、僕はロドニーにプレッシャーをかけました。もっと革新的で、開拓的なものを作るよう、何度も、何度も、何度も、何度も、彼に強く言って。(I pushed and pushed and pushed and pushed him to create... )


★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★


二人のインタビューから分かる、作曲のプロセスは、ロドニーが最初に提案した曲のほとんどをマイケルによってボツにされ、普段使っているレコーディング法(プロツールス)を禁じられ、「革新的」な音を作るべく相当なプレッシャーをかけられながら、マイケルとともにがらくたを叩いて音を出し、「Unbreakable」をはじめとする曲の個性的なサウンドが作られた というものです。
(不屈の人はむしろロドニー…?) 

確かに、それまでのロドニープロデュースの曲の数々は、どれも素敵ですけれど、「Unbreakable」のような曲を量産していたわけではないのですよね。少しピックアップしてみましたが、どちらかというと「キャッチーなR&B」という言葉が似合う下記の曲たちと、タイトでソリッドなInvincibleの楽曲群との間には、音楽的に隔たりがあるような気がしないでしょうか。

<ロドニー・ジャーキンスのプロデュースによる曲たち>

Joe "Don't Wanna Be A Player" (1997)
http://www.youtube.com/watch?v=-Oc-VchSDvA
Brandy & Monica "The Boy Is Mine" (1998)
http://www.youtube.com/watch?v=Va1Y6uAgNJY
Destiny's Child "Say My Name" (1999)
http://www.youtube.com/watch?v=EdFg6seiRdg
Toni Braxton "He Wasn't Man Enough" (2000)
http://www.youtube.com/watch?v=9_hKXk2qSuw&ob=av3e
Jennifer Lopez "Thats the way" (2000)
http://www.youtube.com/watch?v=0VXg56x51X8
Jennifer Lopez -- "Dame ( Touch me )" (2000)
http://www.youtube.com/watch?v=65PAbKSXSeo


「Invincible」では、ロドニープロデュース曲が6つあり、そのうち「You Rock My World」はロドニー自身の提案によるものですが、それ以外の5曲「Unbreakable」「Heartbreaker」「Invincible」「Privacy」「Threatened」はロドニーというよりむしろマイケル自身の音楽性が色濃く反映された楽曲と言えそうです。なかでも「Unbreakable」は、サウンドの革新性とメッセージ性において、マイケルにとってはもっとも思い入れの強い曲なのではないでしょうか。
プロモ用に作られたシングルのカップリングに、わざわざインストが収録されていたというのも、サウンドに対するマイケルの自信の表れだと思うのです。

Unbreakable (Instrumental)


上記音源について、beatleg magazineより長谷川さんの解説を抜粋:
完全にボーカル部分は抜けており(ただ薄く3分半辺りにマイケルの呼吸、ビギーのハンハンと犬のような声が聞こえる)ブランディーのコーラスやビギーのラップさえも聴こえない。そのおかげでシンプルながら巧妙なキーボードのエフェクトがあるのが感じられ、シンプルの中にこだわりが随所にある、そんなサウンディング、構成とその素晴らしさが分かる。
(ブログ主追記)さらに、5:40の音は、その辺のモノを叩いた音っぽい!

アルバム「スリラー」では、ドラムのレコーディングに特注のべニア製のドラム台を作った。キック用の特性カバーも注文したんだ。(中略)結果として非常にユニークなリズム・トラックが録れたよ。冒頭のドラム・ビートを聴いただけで、その曲が何か分かるような曲はそうざらにないからね。個性溢れるサウンドとはこういったものを指すんだ。
--ブルース・スウェーデン(スリラーに関するインタビューで。ブルースは「Unbreakable」でもミックスを担当)
 
クインシーが手掛けた曲には、アレッ?と思うような音が入っていることが少なくない。けれどそれは、なくてはならないもので、もしかすると、「アレッ音」こそがフック(耳を惹きつけるもの)として働いているのかもしれない。それはもう音楽の匠だけが知る真理。見えない、触れない音楽は、何よりも理屈じゃないアートなのだと思う。
-- bmr 「いい音」ってなんだ? 特集より



マイケルは、クインシー流の音作りをアルバム「Invincible」でも頑なに貫いていたと言えないでしょうか。


余談ですが、1stシングルについて。。「Old Schoolなマイケル路線で行きたい」という、ロドニーの感覚への信頼や、ステージ披露のしやすさ、メッセージ性など、さまざまな要因が、「You Rock My World」の選択に繋がったと思っているのですが、、それは納得するにしても、私も、「Unbreakable」がもう少し世に出ていたら…と妄想してしまうひとりです。


以上、「音」編でした。
もっと本格的な「解説」は、「Man in the Music: The Creative Life and Work of Michael Jackson」(11月発売)や、他のファンの方がいつか書いてくださるのを、楽しみにすることにします。(コード進行とか、拍のとり方など、専門的なことは、いくら頭でっかちにしてみても、そうやすやすと語れるようになるとは思えません[バッド(下向き矢印)]

まだカバーできていない、「声」編 と「ゲスト」編 も、
いつか、やりたいな。。


長い記事に、最後までおつきあいいただき、ありがとうございますm(_ _)m
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タグ:マイケル
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コメント 8

tamaki

お初です。
音・・・マイケルに関して深いですねぇ~
熟読させて頂きました。

しっかりとしたオーディオで聴くと 違いがわかりますね。
私は常々マイケルのインストが全曲欲しいと思っています。
不協和音なんだけど・・・其々楽器が主張しているのだけど・・
決して厚ぼったくならず しかも心地よい。
・・・何なんでしょうか??
アルバム「マイケル」・・マイケルがいないと こうなんでしょう
ねぇ~。

インビは今こそ・・のアルバムですね。
また 楽しみに拝見します。
by tamaki (2011-08-22 20:21) 

mari-ko

素晴らしく、そして大変参考になる「音」編ありがとうございます!!
そこらへんのものを叩くって「Off the wall」の「Don't stop 'tll you get enough」「Workin' day and night」なんかを感じます。マイケルの音作りはアナログですよね。
デジタルの良さを分かったうえで、アナログ感覚を忘れない彼のこだわりを感じます。


by mari-ko (2011-08-23 01:25) 

Mee

tamaki さんはじめまして、コメントありがとうございます。
そうなんです、はからずもこの記事はアルバム「MICHAEL」に対するアンチテーゼに。
発売の是非はともかく、「9年振り、全世界待望の最新オリジナル・アルバム」というあの謳い文句は、、。彼のこだわりを知っている人なら、まずつけないだろうなと思います。

>マイケルのインストが全曲欲しい
欲しいです! さらに、録画されたという「Invincible」のレコーディング風景が世に出たりしたら…小躍りして喜びます。

by Mee (2011-08-24 01:40) 

Mee

mari-ko さん、ありがとうございます。
「Don't stop~」etc.のデモを彷彿とさせますね、
「Unbreakable」に、あのような「ポン」という音が入っているとは、インストを聴くまで想像もせず。まさに「音楽の匠だけが知る真理」?

>マイケルの音作りはアナログですよね
そう、すべてのパートを口ずさんで作曲するような人ですしねえ。プロツールスで、msec単位で音を編集できるとしても、、必要なさそうというか、むしろ妨げになったんじゃないかなぁ。

by Mee (2011-08-24 02:03) 

yomodalite

楽しみにしていた「Unbreakable」考、まるで私のために書いてくださったかと思うぐらいの内容に感激です!!!

2004年、2009年というインタヴュー時期も、そのことを、しっかりと明記くださったことも、流石!

わたしのブログでは、これだけMJがこだわっていたのに、「Unbreakable」のSFはないと主張して「真逆」のことを書いているようですが、MJはこの時点でさえ、これほどまでに革新的だったのに、その時代のマーケットは、まったくそうではなかったから、2001年から、彼は一旦表舞台から降りた。それで第1弾シングルもSFも「You Rock My World」で、あの後、どんどん作り続けると言ったのは、彼のメッセージであって、さまざまな妨害があったにせよ、それだけではなく、彼の「戦略として引いた」ということも、絶対にどこかで言いたいなぁって思っちゃったんですよね。

Meeさんのおかげで、安心して続きを書けそうな気分になってきました。

「音」考、本当にためになります!「声」編、「ゲスト」編も楽しみ過ぎるぅーーー♡
by yomodalite (2011-08-24 08:48) 

Mee

yomodaliteさん、ありがとうございます。

>その時代のマーケットは、まったくそうではなかったから

良い作品を作っても、それが売れる時代ではなかったということですよね。yomodaliteさんの「顔」カテゴリで言われていることに、いまさらながらとても納得している私ですが、言及されていない点(たぶん)追加するならば、「CDが売れない」時代で、「スリラーを超える」という自らに課した目標を達成するのに相応しい時期ではなかったこと。が大きいと思いました。

だって、1999年のインタビューにある「yet to come」は「まだ来ていない」あるいは「これから来る」の意味ですので、「すでに最高の仕事が出来た」とは言っておらず、音楽作りに満足してしまったわけでは決してないと思うんです。(しかし、アルバムをどんどん作る気はないと言っているのは確かで、シングルを売り、アルバムを売るということに興味がなくなりつつあったのも確かかもしれません)

そして、「引いた」理由でもうひとつ、、audio chatを聞いていると、それは、「子育て」が大きいのでは、と思えてならないんです。(なんか、我ながら陳腐に響く気がしますが、audio chatを「読む」のではなく、聞いたら初めてそう感じたんですよね。。)

以上、yomodaliteさんの記事に刺激を受けて言いたくなってしまった、枝葉へのコメントでした。「決して残念なことではなかった」という本筋にはまったく影響しません。これからも楽しみにしています!!

by Mee (2011-08-26 08:56) 

yomodalite

>「引いた」理由でもうひとつ、、audio chatを聞いていると、それは、「子育て」が大きいのでは、と思えてならないんです。

陳腐だなんて、、私もそう思います!(家族研究されているMeeさんに言うまでもないですが...)プライヴェートの充実といった、一般的な意味以上に、MJは「子育て」に関しては、相当考えてたし、慎重な計画があったと思います。マーロン・ブランドの本を読んで、ますます、そう思ったんだけど、ブランドもMJと同じぐらいチャップリンを尊敬してるんだけど、チャップリン最後の作品に出演したときに、彼の子供への厳しすぎる対応のことを書いていて、、彼自身も両親との間に問題を抱えていたり、プレイボーイとして、たくさんの子供がいたけど、中には、とても不幸な人生を送ってしまった子供も、、

とにかく、レジェンド級の天才達の子供たちが不幸になってしまうことに関して、MJは「CDを売ること」以上に、これまでのチャリティ活動やメッセージも含めて、大きな責任を感じていたと同時に、これまで誰も越えられなかった「山」だと思ったんじゃないかなぁ。。

それプラス、時代は「グランジ」で「アンプラグド」で「プアーホワイト」の不満が爆発してた時代で、「インヴィンシブル」の高みを考えると、あの頃のMJには、10年ぐらいほっといても、追いつかれないぐらいの余裕もあったんじゃない?

>audio chatを「読む」のではなく、聞いたら初めてそう感じたんですよね。。

「聞く」のは、特に弱いところなんで、いつもすごく助かってます(感謝!)それと、パリスの件も諸々同意!
by yomodalite (2011-08-28 23:34) 

Mee

yomodaliteさん、こんばんは。

枝葉コメントに、ご足労いただいて、すみません~~
一刻も早く本編に戻ってもらわなければいけないのに。(←プレッシャー)

今日は銀座でランチだったのですけれど、頭の中がマイケルでいっぱいなせいか、アルマーニ銀座の広告がMJ tributeに見えてしまう始末でした。頭冷やさなきゃ。。
http://meetoytoy.blog.so-net.ne.jp/_images/blog/_09c/meetoytoy/Armani.jpg

>「子育て」
直接言及されていないだけでしたね、失礼しました。
「マイケルみたいに子育てを一つの芸術として実践している人は見たことがないわ」(全記録)
ともあり、おそらく、何よりも優先したかったのは、子供たちのことなのだろうと思ったのです。「芸術」の中身は、きっと、yomodaliteさんが言われていることなんだろうなあと思います。

しかし、マイケルの「Invincible」への姿勢も、30thへの姿勢も、sonyとの闘いも、あの頃の顔も…、私の中ではまだもやっとしていて、いつどの時点で何を判断してああなったのか、よくわからないんですけど、yomodaliteさんの説が素敵な気はしていて、それで良いのか、もう少し考えてみます。(こちらのことなので、気にしないでくださいませ。)

>「読む」のではなく、聞いたら

色んなインタビューやニュース追っていると、結局、信用できるのは、本人が話す声で、これは嘘かなとか、「敢えて」言ってるなとか、強調したいんだなとか、分かるので、、。で、あの音源からは、「子育て」へ気持が向いていることと、「CDが売れないことへの不満」が感じられたのでした。あとは、プロモーション目的でなく、正直ベースで話しているんだなあという雰囲気を感じました。

「顔」について(余談)
「どんなに辛くても、それを見せない」よう言われて育っているエンタメ一家の人ですし、
笑顔の量をコントロールするぐらい、たやすい、筋金入りの「アイドル」なので(いい意味で)、
笑顔が無かったり、ちょっと理解不能な顔だったとしても、元気がないとか、そんな単純な理由ではなく、必ず本人の意図があると、私も思います。
とはいえ、マイケルだけでなく、リズとか、ライザミネリとか、時にラトーヤの顔も、私には解説が必要なぐらいで、その意図を読み解くなんて、私には100年早いかなぁという感じです。
ですので、やっぱり、
「これからも楽しみにしています!!」
by Mee (2011-08-29 01:20) 

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