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「Man In The Music」より「Chapter 8 The Final Years」 ["Man In The Music"]

本書にはこれまでに紹介したような「曲の解説」だけでなく、マイケル・ジャクソンのソロアーティストとしての活動を丹念に追った文章があり、実はこちらが「本文」なのだと思います。

なかでも最後の章である「Chapter 8 The Final Years」を選んで抜粋してみることにしました。
というのも、多くのマイケル本で書かれる2006年以降は、著者の情報不足のために、マイケルが何もしていなかったかのように書かれるか、音楽以外のゴシップでうやむやにされるかどちらかですが、それに対しこの「chapter 8」はマイケルの伝記として「本来はこうあるべき」記述の(初めての?)良い例だと思ったからです。

Man in the Music: The Creative Life and Work of Michael Jackson

Man in the Music: The Creative Life and Work of Michael Jackson

  • 作者: Joseph Vogel
  • 出版社/メーカー: Sterling Pub Co Inc
  • 発売日: 2011/11
  • メディア: ハードカバー

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タグ:マイケル
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「Man In The Music」より「Billie Jean」 ["Man In The Music"]

Man in the Music: The Creative Life and Work of Michael Jackson

Man in the Music: The Creative Life and Work of Michael Jackson

  • 作者: Joseph Vogel
  • 出版社/メーカー: Sterling Pub Co Inc
  • 発売日: 2011/11
  • メディア: ハードカバー



たいへんご無沙汰しております。

さて、この本「Man In The Music」、月はじめに届いて読んでいるのですけれど、つくづく、素敵な本だなと思っているところです。

音楽を評論することは時に野暮なこととして見られることもあり、実際、「説明」されることで却って興奮や陶酔感が冷めてしまったりする場合もあります。その音楽が素晴らしければ尚更。

しかし、その音楽の神髄を見事に言葉に置き換えてくれたような表現に出会うと、自分の中だけで大切にしていたものが公に証明されたような、そんな嬉しさがあるものです。
さらに、その言葉自体が芸術と言えるような詩的な言い回しであれば、言葉を追ううちに頭の中で膨らむイメージが音楽を聴いたときのそれとシンクロし、まるでその音楽と”等価”な言葉に出会ったような感覚に陥ります。
「Man In The Music」はそういった選び抜かれた言葉が集められた本だと思いました。

言われるべき言葉が言われた本、なされるべき賞賛がもっとも美しい形でなされた本、、、これで安心、ようやく出会えた、みたいな、そんな本でした。プラス、初見の関係者インタビューも織り込まれており、これだけたくさんのマイケル本が出た後でも、やっぱり家に迎えて良かったと思える数少ない本のひとつです。

本の装丁も、中身の「決定版」ぶりに似合う赤の布張りの格調高いもので(←表紙をとった場合)、そこもまたイイな~と感じます。

そんな中でも非常に美しいと思った「Billie Jean」から冒頭を抜粋してみます。
この選びに選び抜かれた言葉のニュアンスをそのまま日本語に置き換えることはできませんが、
訳も試みてみました。

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タグ:マイケル
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