父ジョーの本 その２

ジョーの自伝、続きです。決して楽しい話ではないですが、ラトーヤの自伝を読んでしまった人は読むべきかもしれません。長いので後半は「続きを読む」をクリック。（よく書いたものだわ。。あほですね。。これもジョーの誤解を解くため…あれ、ラトーヤは？マイケルは？・笑）

今日はこの写真を載せずにはいられない。


★ジャック・ゴードンとラトーヤ
ラトーヤのキャリアが間違った方向に行ってしまったのは、私たち家族にとっての悪夢だった。娘が離婚したときゴードンは娘を破産させた（娘は決して認めようとしないが）。これは一例だが、税金の支払いで負債を抱え、当局はケイト（キャサリン）から徴収したんだ。でも次の日にラトーヤはテレビで、自分で支払ったという。それは絶対に嘘だ。ラトーヤは私たち家族に大きな損害を及ぼした。でもそれでとがめたりはしないさ。娘が関わってたやつがどんな男かわかっているからね。
何が起ころうとも人生は続いてゆく。前向きに進んでいくしかないんだ。私にはまだやりたいことがあるし、子どもたちだってそうだ。こんなことは二度と起こらないようにと本当に願っているんだ。

８０年代には、有名になった家族をねたむ者が常に周りにあふれた。その頃は私のマネージメント業が手一杯で、すぐにでも誰かを雇う必要があった。しかし、なかなか信用に足る人物は見つからないものだ。そんなときジャック・ゴードンが現れた。
ジャックはずっと以前からラトーヤのマネジメントを私と共同でやりたがっていたんだ。そこで、私の家で話し合いを設けた。いずれにしろ雇う気にはならなかったがね。しかし彼の訪問中、不運にもラトーヤが一緒になってしまった。その後に起こる悲劇はどうしても避けられなかった。

もちろん私にとっては論外だったが、彼はラトーヤにうまく取り入ったんだ。毎日電話し、花を贈り、プレゼントをして。私とキャサリンは最大限努力したが、娘はもう法律的にも自分で決断できる年になっていたし、止めようがなかった。そしてある日、ぞっとするようなことが起こった。娘は、ゴードンを共同マネージャーとして雇うことに決めてしまった。そんなわけで私は、私が忌み嫌っていた男と働くことになったわけだが、娘を守るためにと観念してやることにした。

当時のラトーヤはとてもシャイで、学校と教会以外は滅多に家を出なかった。ゴードンはそんな娘に成功を約束し、娘は格好の餌食になってしまったんだ。当時私は忙しく、常に一緒にいてやれない。そこにゴードンは付け込んだ。
彼は出来るだけ外でミーティングを持ち、さらにはロスにいいカメラマンが幾らでもいるというのにオーストラリアで写真撮影を設定し – そして娘と一緒に日本に飛んだ。嫌な予感がしたよ。私たちの目の届かないところに行くやいなや、彼は共同マネージャーとしての報告業務をしなくなったんだ。私たちは彼のやり方について議論を始めた。

ゴードンは私についての嘘をばらまき出した。彼は当時マイケルのマネージャーだったフランク・ディレオのところに行き、私がゴードンを絞め殺そうとしたと話したのだ。私は自問自答した－彼は同じ嘘を娘にも言っているのではないか？私に反感を持つように仕向けるために？　確かに私はゴードンを憎んでいたが、だからといって暴力行為に走るほどばかじゃない。彼は常に武器を携帯していたと私は見ていたし、そんな人間には警察でないと手出しできるもんじゃない。
こんな状況ではあったがともかく私はラトーヤのレコード契約を取り付けた。そろそろラトーヤ自身がレコードを制作してもよいころだと思っていたんだ。しかしゴードンの考えは違った。彼は手っ取り早くラトーヤを金に換えたいだけで、この先続くショービジネスのキャリアのことなんか頭になかったのさ。ラトーヤにはまだ何時間も何時間も練習してやる必要があった。明らかに彼にそんな根気があるようには見えなかったね。娘から金を引き出すことしか頭になく、娘のイメージのことなんかこれっぽっちだって気にしちゃいなかったんだ。

次に起こったことは妻を絶望の淵に追いやった。ゴードンがラトーヤのヌードをプレイボーイに載せたとき、キャサリンは何週間も泣いていたよ。彼女はずっと気をつけてきたんだ。子どもたちが明るくクリーンな黒人家庭のイメージでいられるようにと。それなのに娘が裸で写真に撮られているんだ。でもどうにもできなかった‐知った時には世に出ていたんだから。

さらに悪いことに、彼はラトーヤをテレビに出して、娘は歌手としてのキャリアとは見当違いの質問に答えさせられていた。私たち家族のことを。それは全くの嘘ばかりだった。
虐待の話について息子や娘たちはとても怒り、嘘を正し始めた。マーロンも、リビーも、その他ほとんどの子どもたちが私の味方をしてくれた。それにはとても感謝している。ただ、私個人としてはラトーヤの訴えに答えて何か言ったことはない。誰にも邪魔されずにこのような本の形で意見を言うつもりだったし、それは別としても、悪意ある噂に反論すると人というものはまたさらに議論を始めるものだからね。

ゴードンの目的はだんだんはっきりとしてきた。人をやって調べさせた結果、驚くべき犯罪記録があることがわかった。ともかく、極めて危険な男であり、私はラトーヤのことを心から心配した。そのうちラトーヤが彼に殴られていることが報道されはじめた。ミラノに滞在中、彼はラトーヤを殴り両目にあざのあるラトーヤの姿が目撃されている。しかしそれは悪夢の始まりに過ぎない。恐ろしいことに、ゴードンが娘の夫になったのだ。

１９９３年の４月１９日、ラトーヤとゴードンはマンハッタンにある彼らのアパートメントのダイニングに座っていた。ラトーヤは自分の財産の一部を自分で管理したいと伝えたんだ。メディアに流れた別のバージョンだと、娘はそのとき当局に金銭問題を指摘されて取り乱し、ゴードンが税金をきちんと払っていなかったことが分かったという話だ。

娘がそういうやいなや、ゴードンはラトーヤの口を殴り、彼女は床に倒れた。なんとか立ち上がり、テーブルにあったバターナイフをつかむとゴードンは彼女の背中を重たいスチールの椅子で殴り、彼女はまた床に倒れてしまった。それでもなんとか助けを呼んだ（これも別のバージョンではゴードンは殺してしまったと思い自分で警察を呼んだという話になっているが）。

いずれにしてもラトーヤは口と鼻から血を流して気を失っていた。警察はゴードンに手錠をして連れ去った。ラトーヤは腕、足、背中に腫れとあざがあり、数日間は歩くこともできず、口を１２針縫った。

妻は気が狂ったようになり、なんとかラトーヤに連絡しようとしたが娘はゴードンの洗脳により自分の母親と話そうとしなかった。のちに娘は、ゴードンは母親が何か危険なことをしようとしていると信じさせたと告白している。ラトーヤは自分の母親を恐れていたのだ！

この時点で私は自分で調べ、介入を始めた。そしてゴードンの以前のガールフレンドを知る人物に行きあたった。


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タグ：ジョー ラトーヤ

コメント 2

お疲れさまです。こういう話って　あまり話されることがないので
いろんな誤解を解くため　とてもいいと思います。
ラトーヤが　ジャックに取り込まれていくのを、マイケルが
どんな気持ちでいたのかと思うと　胸が痛みます。
WHO IS ITのSFとか観たり　いろんな曲を聴いていると　マイケルがどれだけ苦しんでいたのか伝わってきますけど。
まぁこういうことがあったので、マイケルフアンがラトーヤを憎むところは、少し理解はできますが、こんなにいろんなことで傷ついても　マイケルはずっとラトーヤを愛してたんですからね。
去年、ラスベガス行った時に　ジョゼフに遭遇したんです。マイケル誕生日に
ラスベガスのBrenden Palms&IMAXで　MOONWALKERの特別上映があって　（監督や共演の女の子とのTALKSHOWもあってラッキーでした）
その収益金をラスベガスの教育機関に寄付するとのこで、ジョゼフも来てたのです。全然知らずに行ってたので　これが　あのジョゼフなのか～！！！とかなりテンション上がってしまいました。
ラトーヤ、　エディグリフィンとディナーしてた映像がアップされてましたね。

by joker2 (2010-02-24 13:36) 

こんばんは。勢いで完結しましたが、書いてよかったです。ラトーヤの自伝とジョーの自伝、表と裏があってこそ真実がわかる気がします。

そう、マイケルがどう感じていたのか。絶対に心を痛めていたはずなのですが、なかなかコメントを出していないですね。西寺さんの本には、「ラトーヤも可哀想だったんだよ…」とありますが。ソースは何かな？
オプラのインタビューでは、ラトーヤの本は読んでないと言って、多くを語りませんし（読んでると思うのですが）。

なんと、ジョーパパ生で見たことがあるんですね！もう８０歳ぐらい？
この自伝見ても、つくづくタフな方だなと思います。その血はしっかりと受け継がれている気がします。マイケルも、「僕は父と同じでwarriorだ」と言ってますし。ラトーヤもsurvivorだし。

ラトーヤの動画みましたよー。元気そうでしたね^^
by Mee (2010-02-26 01:25)