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父ジョーの本 その3 [父ジョーの本]

父ジョーの自伝、続きです。今回も後半は「続きを読む」をクリック。

★ジャック・ゴードンとラトーヤ(続き)

この時点で私は自分で調べ、介入を始めた。そしてゴードンの以前のガールフレンドを知る人物に行きあたった。

この「元彼女」の名前は伏せるが(本人の希望でもあり、ゴードンから彼女を守るためでもある)、多額の遺産を相続する見込みがあった彼女にゴードンはすり寄ったそうだ。しかし彼女に相続権がないとわかると彼は離れて行った。すると、突然彼女は具合が悪くなったと言う。医者に行ったところ、それは禁断症状だと診断された。しかし彼女は薬をやったことなんかない。つまり、ゴードンが彼女の食べ物に薬を入れていた可能性が否定できないということだった。この話を聞いた私には、娘に何が起きているかがはっきりと分かった。ラトーヤの顔は青白く、体重は随分落ち、44キロしかなかった。娘の身長にしてみたら危険な痩せ方だ。そして娘の目はどこかおかしかった。しかしラトーヤはいつだって薬を避けてきたし、自分からそういうものをやるような子じゃない。これは良く考えなければならない問題だった。

その頃、私のジープのタイヤは全部切り裂かれ、ロットワイラー犬のロキシーは庭のフェンスに吊るされた。さらには脅しの電話がかかってきていた。ラトーヤが夫から逃れるのを助けた弁護士の妻と母親には殺人の脅迫が送られてきたという。

私たちは家族会議を開き、ラトーヤに近づくにはどうするのが一番かを考えた。単純にアパートを訪ねるわけにはいかない。家族は入れないようにと厳命を受けたボディーガードが武装してロビーに立っているからだ。ゴードンは娘を24時間体制で監視しているようだった。ラトーヤは家族についての嘘をばらまき始め、それは雪玉が転がるように大きくなり、私たちには止めようがなかった。

しかしキャサリンと私は事態をそのままにしておくわけにはいかなかった。ラトーヤは私たちの血を分けた子だ。死に物狂いでラトーヤとゴードンを引き離す方法を探した。しかし、まだ最悪の事態が待ち受けていようとは知るよしもなかった。

----------以下、原著では次の次の章”Michael Defends Himself”の一部----------

そう、そしてある日、私は一枚の写真を見つけ出した。そこにはチャンドラーがゴードンとラトーヤと一緒に写っていた。突然、全てのパズルのピースがはまった。何が問題だったのかが分かった。そして私たち家族は反撃に出た。

最初にマイケルを児童虐待で訴えた人物)

(ジョーの本にはラトーヤがゴードンから逃れたときの記述はありません。参考:ラトーヤのインタビューBiography


★虐待の報道について

マイケルが言い出したか、それともラトーヤかはもはや分からない。しかし、ひどい苦痛だった。ラトーヤに手を上げたことは一度だってない。ラトーヤが両親から虐待されたと報道されたとき、キャサリンと私がどんなに奇妙に思ったかわかるだろう。小さな雪玉が山を転げるように、話は瞬く間に大きくなった。人びとに真実を知らせないといけない。

マイケルがオプラに、父を見ると吐いてしまったと話したとき、私は完全に打ちひしがれてしまった。マイケルが小さい頃から働いていたことで問題を抱えていたなら、皆の前で言う前に、私と話し合って解決するべきだった。

マイケルとラトーヤが言ったことがどんなにおかしかったか、彼ら自身だって分かっているはずだ。キャサリンと私は、彼らが夢を叶えるための基礎を築いてきた。彼らには両親の存在が当たり前すぎて、彼らを愛する両親がいないことがどんなものかを知らないんだ。

彼らが公の場で何を言ったとしても、私はそれにかかわらず彼らの支えになるつもりでいるよ。


★ラトーヤとの和解後のエピソード

1999年のクリスマスにリビーがラスベガスでショーをした。私は会場が小さすぎると心配したんだが、やはり最後には人で埋め尽くされていたよ。そのときリビーは気管支炎にかかっていたが見事なパフォーマンスを見せた。特に”I’ll be there”はジャクソン5を有名にした曲で、子どもたちの誰かが歌うのを聞くのは私にとって何よりも素晴らしいひとときだ。

ショーの途中、リビーは家族を紹介したんだ。まずラトーヤが立ち上がって挨拶したが、ケープと帽子のせいでそれまで私のすぐ前に座っていたのに気付かなかった。次に私が紹介されたとき、ラトーヤは文字通り席から飛び上がって私のところにやってきた。

ラトーヤには一カ月前の感謝祭のときに会っていたんだが、人前で一緒の姿を見せるのは彼女の離婚後初めてだった。ラトーヤが私のほほにキスをして私を抱きしめたとき、観衆から大喝采が沸いた。その瞬間、家族が過去の嘘を許し、私たちは和解したことが皆に理解されたんだ。それを見ていたリビーも嬉しかったに違いない。彼女は皆に、問題はすべて過去に葬り去られ、家族の絆が勝利したことを伝えていたよ。


★最近のこと

ラトーヤはちょうど新しいアルバムをレコーディングしているよ。とてもいい出来だ。彼女はたくさんの辛い目にあってきた。ゴードンは娘を殴り、薬を飲ませ、洗脳した。しかし、有難いことに娘は戻ってきたんだ ‐ とても嬉しかった。ゴードンは私たちに不幸をもたらしたが、いまは娘が戻ってとても幸せだ。結局、やつは私が子どもたちを殴ったと主張し、大事な娘のラトーヤに強制わいせつ行為にまで及んだ男だった。ラトーヤが彼の元から離れる強さを持てたことに感謝しているよ。


-----------ジョーの自伝:ラトーヤに関する記述の抜粋 これにて完結。-----------



仲良しじゃないですか^^ ジョーとラトーヤ
JoeLaToya2.jpg


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